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太宰治がイケメン過ぎると話題の新ジャンル文学コミックス『文豪ストレイドッグス』

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あらすじ

孤児院を追い出され、餓死寸前の中島敦は、ある日、風変わりな男たちに出会う。白昼堂々、入水自殺にいそしむ自殺嗜好の男、太宰治。神経質そうに手帳を操る、メガネの男、国木田独歩。彼らの正体は、軍や警察も踏み込めない荒事を解決されると噂される「武装探偵社」の社員であった。ひょんなことから、港を騒がせる「人食い虎」退治への同行を求められる敦。架空の都市 ヨコハマ。そこでは日々、異能をもつもの達によって起こされる様々なアクションが繰り広げられていた。

感想

コミックスとは思えない、新しいジャンルを切り開いている文学漫画。出てくる台詞には文学で出てくるような単語がほとんどで(一人称が「やつがれ」とか)、漫画より小説派だという人にもおすすめ。夏目漱石や太宰治といった日本の文豪が主な登場人物になっていて、それぞれの代表的な作品のタイトルから付けられた異能を使って戦うアクション漫画。(例:太宰治だったら『人間失格』という能力名)

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ちなみにアニメ化もされるほどの人気。(※上の画像は太宰治です)

BLっぽい要素もある。芥川龍之介がなぜか太宰の弟子という設定になっているんだけど、その芥川が太宰に認めてもらいという願望を抱いていたり、主人公の中島敦が太宰に気に入られているのを知って嫉妬したり。腐女子のみなさんも存分に楽しめると思う。そういう同人誌すでに出てそうだな。

漫画から文学に興味を持つ人も出てきているみたいで、それぞれのキャラクターが表紙の単行本も出ています。太宰が生きていたら、イケメンな自分を見て喜んでいることでしょう。

国語便覧も出ていて、こういうの学校の授業の教材にしたらもっと興味を持つ子が増えると思うんですけどね。