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小説

ドストエフスキー『地下室の手記』人間の非合理性と社会主義との矛盾への批判

地下室の手記 (新潮文庫) posted with ヨメレバ ドストエフスキー 新潮社 1970-01-01 Amazon Kindle 楽天ブックス Story 極端な自意識過剰から一般社会との関係を絶ち、地下の小世界に閉じこもった小官吏の独白を通して、理性による社会改造の可能性を否定し…

ドフトエフスキー『罪と罰』宗教的解釈

前回の記事では、『罪と罰』の物語について述べましたが、今回は本作が現代の予言の書と言われる所以となったキリスト教との関連を紐解いていきます。

ドフトエフスキー『罪と罰』感想

罪と罰〈上〉 (新潮文庫) posted with ヨメレバ ドストエフスキー 新潮社 1987-06-09 Amazon Kindle 楽天ブックス 作品紹介 1866年に書かれた『罪と罰』(つみとばつ、ロシア語: Преступление и наказание)は、ロシア文学の巨匠 フョードル・ドストエフスキ…

村上龍『限りなく透明に近いブルー』ヤングアウトサイダーの性とドラッグ

住野よる『また同じ夢を見ていた』不可逆な時間の中で幸福を探し彷徨う全ての人へ

アニメ『言の葉の庭』には万葉集と村上春樹がかくれんぼしている

劇場アニメーション『言の葉の庭』 posted with カエレバ 入野自由 東宝 2013-06-21 Amazon あらすじ 靴職人を目指す高校生・タカオは、雨の朝は決まって学校をさぼり、公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。ある日、タカオは、ひとり缶ビールを飲む謎…

村上春樹の処女作『風の歌を聴け』

風の歌を聴け (講談社文庫) posted with ヨメレバ 村上 春樹 講談社 2004-09-15 Amazon Kindle 楽天ブックス 村上春樹の1作目の長編小説。 1970年夏、あの日の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。僕たちの夢は、もう戻りはしない――。群像新人賞を受…

高野悦子『二十歳の原点』自らの命を絶った女子大生の日記

二十歳の原点 (新潮文庫) posted with ヨメレバ 高野 悦子 新潮社 2003-05 Amazon Kindle 楽天ブックス 「独りであること」 「未熟であること」 これが私の二十歳の原点である。