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ほっとひといき、紅茶とエッセイのススメ

 

エッセイが好きだ。小説家は知識量やモノの見方が優れているので、そんな小説家の書くエッセイが面白くないわけがない。「今日は小説を読む気分じゃないんだけど、活字に触れていたな~」という時がたまにあります。そんなとき私は、エッセイを読む。

村上春樹の小説もいいけれど、彼のエッセイは小説と違った良さがある。

最近面白かったエッセイは、村上春樹さんの村上ラジオだ。本屋さんで偶然見つけて、手に取って読んでみたいつのまにか夢中になっていたので、一緒に家へ帰ることにした。そして、あっというまに、まるでかっぱえびせんのようにエンドレスに読み続けた私は気づけば全三巻を読破していた。(やめられない、とまらないのアレです)

この本は、「今日は、かっぱえびせんが食べたいな~」とあの海老マークがプリントされた袋を、いつのまにか開いて、そして気付いたら食べ終わっていたという、あの現象によく似た本である。エッセイのお題に沿ったイラストが挿入されており、そのイラストもまたゆるくて何だか癒される。

村上春樹の小説は読まないけど、エッセイは好きだったよ~という人もいるので、ぜひおすすめした。そして、いつのまにか読み終わったあなたが、小説にも手を出している光景が目に浮かびます。(預言者みたいですね)