MENU

毒親に苦しむ人は自分のことを責めなくていいし、嫌いでもいい

「毒親 フリー素材」の画像検索結果

 

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

 

親との関係ってたくさんの人が悩んでいて、本屋さんなんかには結構そういった関連の書籍がズラズラと並んでいる。

生まれた時に初めて関わる人間であり、多くの人は成人するまで一緒に過ごすことになる親。だからこそ、その距離感に悩む人は多い。愛情と憎しみは表裏一体なのかもしれない。最近では、子供を思い通りに支配しようとしたり、自己の未熟さゆえに子供に依存したりする親のことを「毒親」と呼ぶ。

「人生の重要な場面において必要な選択に迫られたときに、過去に親によって与えられた身体的・精神的ダメージが著しく影響を及ぼしていると本人が感じた場合」、子供にとっての彼らは毒親になるのではないだろうか。簡単に言うと、本人が毒親だと思っているなら毒親なんじゃないかなということ。 

私の場合は、身体的というより精神的なダメージを受けたと感じていて、父親が説教をするときに「なぜダメなのか」という理由よりも、「自分の言うことはすべて正しい」と思っていて相手を思い通りにするために怒鳴ったりすることで、どんどん父親に対する不信が強まり、そして嫌いになりました。そして、毎日のようにお酒を飲んでテレビを見て大声で話している両親と本を読んだり、音楽を聴いて過ごすのが好きな私とでだんだん合わなくなってきて、しだいに会話も減っていきました。どちらの過ごし方が正しいとか間違いはわからないけれど、価値観の合わない者同士が同じ環境にいるのは良くないなと思います。

 

多数は少数に自分の意見の正しさを押し付ける、少数はそれに従うか自分を貫いて孤立する。親だからといって子どもとは全然違う人間で、そして子どもは親の分身でもなんでもない。生まれた環境は自身で選択したわけじゃないのだから、価値観が合わないことは自己責任ではないと思う。そして子供に対する親の行動の理由が愛情であっても、子どもがそれを苦痛に感じるのならそれは本人にとって愛じゃなくて毒なのだと思う。

 

自分の親が毒親だからといって、人生の貴重な時間を毒親について考えるために使いたくないのでこうして記事にしてみる。時間は有限なので、もっと他の素晴らしい本や絵や音楽について使いたいと思う。

 

 

 

f:id:hikki_c:20170913023853p:plain

ネットで話題になった渡部えりさんの人生相談のコラムです。

毒親の棄て方: 娘のための自信回復マニュアル

毒親の棄て方: 娘のための自信回復マニュアル