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せきしろ×ピース又吉『カキフライが無いなら来なかった』

 

恋愛小説 川上未映子『すべて真夜中の恋人たち』を読んだ感想

 

あらすじ

 「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々のなかで三束さんにであった――。究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。渾身の長編小説。

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川上未映子『乳と卵』思春期の女の子のキモチ

 

 あらすじ

娘の緑子を連れて大阪から上京してきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取り憑かれている。緑子は言葉を発することを拒否し、ノートに言葉を書き連ねる。夏の三日間に展開される哀切なドラマは、身体と言葉の狂おしい交錯としての表現を極める。日本文学の風景を一夜にして変えてしまった、芥川賞受賞作。

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